−幸多との出会い−

 2004年11月25日(木) この日は主人がお休みでカイとポポといつもの公園にお散歩に行っていた。
 いつもなら朝6時にはお散歩に行くのにこの日に限って8時頃に公園に連れて行ったらしい。
 公園に着くと1匹の犬が朝6時半頃から置き去りにされていると公園友達から聞いた。かれこれ2時間経っても飼い主は現れない。
 主人からお昼前に電話があって、ずっと公園で飼い主が現れるのを待っているけれど一向に現れる気配がないから家に連れて帰っていいか
 確認の電話が…
 うちの事情もあるけれど、そう言われると駄目と言えない。
 幸多を連れて帰り、あまりの汚さでシャンプーをしてあげたらしい。
 私も仕事を終え、急いで家に帰り動物病院に連れて行った。 幸多はきちんと手入れをされていなく、毛玉と汚れで毛はモップ状態。
 あまりの酷さにオ○ッコすらできないほど毛が固まっている。 先生が 「これじゃ、膀胱炎になってるかもね 」と言っていた。
 爪も伸び放題で肉球に食い込んで膿んでしまっている。 とりあえずお腹周りの毛をバリカンで刈って、爪を切ってもらい、消毒等の手当てを
 してもらった。 こんなになるまで放っておくなんてなんて飼い主(怒)
 手当ても終わり家に連れ帰ったまではいいけれど、時間が経つに連れこの子をどうしたものか…
 我が家はペット禁止マンション。今飼っているワンコだけ飼っていいことになっている。もし、苦情や問題があった場合には、飼っているワンコを
 処分もしくは手放さなくてはならない規約。万が一マンションの住人に幸多を保護していることがばれたら… カイやポポはどうなる?
 ふと私の頭にカイやポポを守ってあげなくては…とそんな事が頭を過ぎった。カイやポポを守ってあげれないのに幸多を保護するなんて無理。
 そう思ったら警察に次の日、幸多を引き取ってもらう事にしてしまった。幸多は2日間の短い間に2度も人間から見放されたんだ。
 私は自分のした事に物凄く苛立った。何とか他に方法はなかったのか。初めからきちんと保護できないのなら保護をするべきではない。
 幸多の命はカイやポポと同じじゃないか。それなのにカイやポポを守ってあげることを優先してしまった私。
 でも神様はいるんだね。
 実家の姉から父が幸多を飼ってもいいとの連絡が!
 その電話に物凄く嬉しくなり直ぐ保護してもらった所轄の警察に電話を入れた。
 幸多は警察にはもういなかった。「 … 」
 金曜日に警察に引き渡した時、午後には保護センターへ幸多を渡したとの事。土日はセンターもお休み。どうにか幸多を連れ出せないか
 あちこちに電話をした。結局月曜日まで待つしかない。
 一日一日がこんなに長く感じられたことは今までなかった。
 やっと月曜日。センターに朝一番に電話を入れる。
 一度センターに保護されてしまうと里親が見つかろうがなんだろうが保護期間の間は引き渡せないらしい。
 それに都の規定には、
 
 一. 都内在住

 二. 先住犬がいないこと

 三. 一戸建て、もしくはペット飼育可マンション(規約を提出)

 四. 講習に出席すること等
 
 色々と条件がある。父は千葉、私はペット禁止マンション。この条件に四以外は全て当てはまらない。でも何とか救い出したい。
 センター所長に手紙を書いたり、毎日電話を入れ幸多の様子を聞いた。熱意が伝わったのか特別に幸多を引き取れることに!ブラボー♪
 12月9日、幸多を引き取りにセンターへ!

 これが幸多との出会いの始まり


 ■ 保護して病院で検査をされる前

 目や口がどこにあるのかわから
 ない状態。
 モップ犬☆幸多
 ■ 診察台で

 この後、お腹周りの毛を刈るのに
 大騒ぎ!
 ■ 2度目のシャンプー後

 病院から帰ってシャンプー
 目の周りをちょっとだけカット
 でも匂いはなかなか取れない
 ■ トリミング後

 美容院でもやっぱり大変だった
 見たい。でもこの豹変ぶりには
 驚かされた
 ■ カメラ目線で

 幸多って呼ぶときちんと目線を
 送ってくれる
 ■ 千葉に向かう車内で

 なぜかチャチャズシート(肘掛)が
 お気に入りらしい
 運転中ここにいる事が多かった
 ■ 初めての海かな?

 実家から歩いて5分強の海へ
 ■ カイと一緒

 ポポは姑が見ているからと
 いう事でカイと一緒に実家に
 行ったの

 *** 幸多の名の由来 ***

 幸多は以前はモコかムクと言う
 名前だったみたい。
 公園に置き去りにして行った、
 50代くらいの女性がそう呼んで
 いたらしい。(目撃談)

 私は保護していた時、僕ちゃんっ
 て呼んでいた。
 途中から他にいい名前がないか
 考えていた。顔からしてカタカナや
 英語顔って感じ。
 でも頭に過ぎったのは幸多。
 
 「幸、多かれ」で幸多

 悲しい思いをした分、この子に
 沢山の幸せが訪れるように、
 そう名付けた。
 でも父が名前変えちゃうかな?
 ■ 浮島と夕日

 幸多がこれから一生住む私の
 町から見える浮島
 夏には船で渡る事ができるの
 ■ カイと一緒

 ポポとでは絶対にありえない光景
 カイと一緒にくっついて歩く幸多
 ■ 幸多の住む町

 海と山に囲まれたのどかな町
 いい空気を吸ってこれから沢山
 いい思い出を作るんだよ♪
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送